こんにちは、8sk8(エイトスケート)のヒロキです。
スケートボードを始めて、まず始めにやる事はプッシュ。
「そもそもプッシュってなに?」と言う人にも分かりやすいように、正しいプッシュのやり方を解説していきます。
「すでにプッシュのやり方は分かっているけど、なかなか安定しない。」という方もステップアップできる内容となっておりますので、良かったら最後までご覧ください。
自分のスタンスを知ろう!
スタンスとはスケートボードで言う、足の位置のことを指します。
スタンスは大きく分けて2種類あります。
下記の画像でいうと、左側がグーフィースタンス、右側がレギュラースタンスです。
基本的には、自然にスケートボードに乗った時に、左足が前ならレギュラー。右足が前ならグーフィーです。
一般的に、グーフィースタンスの方が珍しいと言えます。
「右利きだからレギュラー」とか言ったものではなく、実際にスケートボードに乗ってみて、自分がやりやすいと思った方が正しいスタンスです。
グーフィーだから不利、レギュラーだから有利とかそう言った問題は一切ありません。
プッシュとは?
プッシュとは片足で地面を蹴って進んでいく、”スケートボードで滑る”という言葉そのものです。
正しいプッシュができることによってトリックをする前に安定したアプローチができます。
スケーターがみんな口を揃えて、プッシュが1番大事と言うレベルで大事です。
とは言え、初めはバランスを取りづらいし、スピードが出ると怖いですよね。
幼い頃に、自転車に乗れるようになるまで苦労したように、スケートボードを自由に乗りこなすには、かなり時間がかかります。
✓プッシュがすぐにできない理由
安定したプッシュをするには、理屈だけではなく、”バランス力=体幹=太腿の筋肉”が必要となってきます。プッシュに必要な筋肉は、スケートボードを楽しんでいるうちに自然と養われます。
プッシュのやり方
- 前足をビス辺りに乗せる
- 肩を進行方向側に開く
- 後ろ足で地面を蹴る
- 前に進む
- 後ろ足を乗せる
※ここからはレギュラースタンスで説明していきます。グーフィースタンスの方も足が逆になるだけで、それ以外の意識は同じです。
プッシュの練習方法
プッシュ上達へのステップとして、取得すべきことを段階的にすると以下の通りです。
- ゆっくりのスピードで、板の上で進みながらバランスを取る
- プッシュした後に、なるべく降りないようにする
- プッシュを連続して行えるようにする
- デッキを傾けて自由に曲がれるようになる
- Uターンできるようになる
プッシュのよくある失敗例
地面をしっかり蹴れておらず、何回も地面に足をついている様なパターン。
スケートボードにまだ乗りなれていないことによって生じる、恐怖心+バランス感覚のなさから起こる現象です。
これを克服するためには、体重を全て前足だけで支える事が重要です。
このように片足で耐えられるようになれば、連続した余裕のあるプッシュができるようになります。
プッシュが安定しないと感じている方は、片足立ちでのプッシュの練習を取り入れてみてください。
続けていれば、ぎこちないプッシュから卒業できます。
ランニングプッシュのやり方
ランニングプッシュとは文字通り、走りながら助走をつけてプッシュするものです。
レギュラースタンスなら左手でノーズ部分を待ち、走りながら前足を板に乗せ、そのタイミングで左手を離します。
これが出来るようになると、短いアプローチでもスピードがつけれるようになります。
そして、何よりカッコいいですよね。
でも初めのうちは、自分のぎこちないランニングプッシュで恥ずかしい。
そんな人でも、ランニングプッシュがカッコ良く見える秘訣をお伝えします。
ランニングプッシュのコツ
ランニングプッシュがぎこちなく見えるのは、手を離すタイミングと、足を乗せるタイミングが上手くマッチしていないからです。
デッキが地面についてから、前足を乗せるのではなく、デッキが地面に着くのと同時に足を乗せる事でスムーズに見えます。
さらに、なるべく高い位置から板を離してあげる事で、タイミング良く、足を乗せることができます。
✓ランニングプッシュをカッコ良く見せる方法
すぐに後ろ足を乗せず、そのままプッシュする。ランニングプッシュした後に、片足立ちする事で余裕がある様に見えます。
止まり方
「プッシュのやり方は分かっているけど、止まり方が分からない。」という方も多いと思います。
実際、HOW TO動画でも止まり方まで教えているものは、意外と少なかったり。
安全に止まるためには、後ろの足の爪先、または靴のソール部分を地面にあてて摩擦で止まるようにしましょう。
後ろ足のソールを擦って止まる
1番オーソドックスな止まり方とも言えます。
後ろ足のつま先を擦って止まる
かかとがデッキに付いている状態なので、乗りながら減速したい時などに有効です。
これを使うことで、坂道も安全に下れます。
おまけ オシャレな止まり方
先ほどの、つま先を擦る方法を使い、肩をBS側に入れて上げることで、この様な止まり方ができます。
しっかりとテールを踏み、少し後ろ重心で耐えてあげる事がポイントとなってきます。
「これ以上先にいけないー」なんて時に、体が反転できるので、パークなどでスゴく役立ちます。
ぜひチャレンジしてみてください。
以上で『プッシュのやり方』の記事を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!