止まった状態のオーリーはある程度慣れてきたけど、進んでやると全然上手くいかないということがよくあると思います。
TwitterのDMにて「進みながらのオーリーができません」という悩みがいくつか届いたのでこの度、記事にしています。
止まった状態でのオーリーは必要ない?
そもそもスケートボードとは乗り物なので進みながらできなければ、それはできるとは言えないかもしれません。
とは言え、いきなり進みながらのオーリーは初心者にとってハードルが高くケガのリスクも上がります。
止まった状態でオーリーをするメリットとしては恐怖心を軽減した上で正しい動作を意識できるようにするためです。
オーリーの練習段階としては
1.止まった状態でのオーリー
2.進みながらのオーリー
3.物越えオーリー
3.段差に登るオーリー
3.段差を下りるオーリー
3.ステアでのオーリー
3.バンクでのオーリー
3.その他セクションを使ったオーリー
1→2以降は特に順番というものはなく、大きさも違うことにより何から始めるかは人それぞれだと思うので全て3番目になります。
いろんな所でのオーリーができるようになるには進みながらのオーリーが必要不可欠になります。
なのでちょっとでもオーリーの動作に慣れてきたなら、早い段階で進みながらのオーリーを練習し始めることをお勧めします。
進んでのオーリーができない理由①
進みながらのオーリーと止まった状態でのオーリーって動作自体はほとんど同じです。
では、なにが違うかというと進んでいるか進んでいないかの違いです(そんなこと分かってるわ)
進んでのオーリーができない理由はズバリ恐怖心です。
なんだソレしょーもな!とブラウザバックはしないでいただきたいのですが、やっぱり恐怖心が大きいですねー。
たとえば僕は進みながらのオーリーはできますが、坂を下ってかなりのスピードがついた状態でのオーリーはできる自信がありません。
これも恐怖心からです。恐怖心というか物理的に考えて普通に危ないですよね(笑)
ビビることによってできなくなる理由
恐怖心があると思うように動作ができなくなることはもちろんですが、ビビることによって重心がブレてしまっている。
これが一番の原因だと思います。
重心が前過ぎると?
テールが弾けなくなります。
腰がひけて重心が後ろになると?
ジョリ弾きになり上手くテールが弾けなくなります。
ジョリ弾きとはテールヒットの音が「じょりっ」という音のオーリーです。上手く弾けているオーリーは「パチンっ」という音がなります。
普通の弾き
ジョリ弾き
かなり大げさですがイメージとしてはこんな感じです。
進みながらのオーリーができない理由②
そもそも板に乗ることに慣れていない事が原因として考えられます。
これはプッシュやチックタックなどをあまりせずに、いきなりオーリーから始めた人によくある原因です。
スケートボードをする上でオーリーができなくても楽しめますが、プッシュで行きたい方向に自由に行けなければかなりキツイのでプッシュを最優先で練習してみてください。
進みながらのオーリーの安定性につながります。
よくある勘違い
前に進みながらオーリーしているから自分も前に飛ばなきゃいけないと思っていませんか?僕は思っていました(笑)
もちろん前に飛んでしまうと上手くいくわけがなく、止まった状態でのオーリーと同様に真上に飛んでやる必要があります。
いやでも進んでるんだから真上に飛ばないと板に置おいて行かれるじゃんって思いますよね?
中学生の頃、物理で慣性の法則というもの学習したのを覚えていますか?まさにアレです!
例えば、電車に乗っていて電車は進んでいるけど自分だけ取り残されたりしないですよね?
もっと言えば、その電車の中でリンゴを真上に投げたらしっかり手元にかえってきますよね?
そうなんです!斜め前にリンゴを投げる必要はないんです!
進みながらのオーリーが出来るようになるには?
これは、先ほどから何度も言っている事ですが、恐怖心や慣れていないことが進みながらのオーリーが上手くいかない原因です。
つまり、少しでも恐怖心を軽減することができれば、その分オーリーの動きに専念できます。
恐怖心を減らすためには、ゆっくりのスピードでオーリーを打ってください。
進んでいるか止まっているのか分からないスピードで結構です。
徐々にスピードを上げることで止まってのオーリーから卒業しましょう!
物越えオーリーへの挑戦権
ある程度進みながらのオーリーに慣れてきたら物越えオーリーに挑戦するかと思います。
物越えオーリーをするにはある程度のスピードが必要になります。
進みながらのオーリーである程度のスピードが出せるようなれば物越えオーリーに挑戦しましょう(まずは物でなく線を超える練習をすることで少ない恐怖心で物を超えるタイミングを知ることができます)
以上で「進みながらのオーリー」についての記事をおわります。