上記の様な疑問をお持ちの方向けに解説していきます。スケボー初心者の方でも分かる様に噛み砕いて説明します。ぜひ最後までご覧ください。
デッキテープの相場は?
デッキテープ(グリップテープ)の価格帯は『無地のもの』or『グラフィックが施されているもの』で異なります。
- 無地「880円〜1,320円」程度
- グラフィック有り「1,320円〜2,750円」程度
なお、トリックのしやすさ・乗り心地に価格は関係ありません。目の「粗さ・細かさ」による好みの問題です。
「このブランドが好きだ。オシャレやつを乗りたい。」という方は、もちろん好きなものを買うべきですが、特にこだわりが無いなら後に紹介する無地の『JESSUP(ジェスアップ)』or『MOBGRIP(モブグリップ)』をおすすめします。
デッキテープの目が「粗い・細かい」とは?
ブランドごとのデッキテープの特徴を述べる際に、目が「粗い or 細かい」といった表現をします。
例えば、オーリー(ジャンプ)をした際に、デッキテープの目が粗いと「足によく吸い付くからやりやすい」という方もいれば、「吸い付きすぎて足を上手く使えない」という方もいます。
初心者の方は自分に合ったグリップ具合は分からないので、とりあえず粗めのデッキテープを購入する事をおすすめします。使っているうちにグリップ力は落ちてくるので、結果的に「粗め〜細かめ」のグリップ力を体感する事ができます。
「なんとなくグリップ力が落ちてからの方が調子が良い!」といった場合は、次のデッキを購入する際に目が細かいデッキテープをチョイスすればOKです。なお、すぐにグリップ力を落としたい場合は、デッキテープを貼る際に余った切れ端で表面を擦ってあげる事で調整可能です。
MOBGRIP(モブグリップ)
抜群の食い付きの『MOBGRIP』、オーリーした時に前足がすっぽ抜けない安心感がある。
強いてデメリットをあげるとすれば、摩擦が強い分、靴の消耗が早い。新品の場合、1日で靴紐が切れたりします。シューグー等であらかじめ補強しておく必要があります。
JESSUP(ジェスアップ)
読み方は『ジェスアップ・ジェサップ』どちらでも可(発音の違い)
『MOBGRIP』と比べると目が細かいので、フリップが抜きやすい。ノーコンプライなどの板から足をずり下ろす動作が行いやすい。
強いてデメリットをあげるなら、板の消耗より先にグリップ力が落ちてくる事があり、「板はまだまだ元気なのに、デッキテープはツルツル」という状況になりがちです。その場合、板ごと買い換えるのは勿体ないので、ドライヤーで温風を当ててデッキテープを貼り替える、もしくはクリーナーを使用すればOKです。
失敗しないデッキテープの貼り方
【用意する物】
・ハサミ
・カッターナイフ
・スケートツール
・たこ焼きピック
初めてデッキテープを貼ると、やたらと空気が入ったり、縁がガタガタになったりします。
以下の手順を踏めば綺麗に貼る事ができますので参考にしてみてください。
①デッキ表面の塗装を削る
デッキテープの端を三角にハサミで切り取ります。
※あまり大きく切り過ぎると足りなくなるので注意
切れ端を使ってデッキ表面の透明な塗装を削っていきます。(だいたいでOK。この一手間でデッキテープがより剥がれにくくなります。)
その後、表面の塗装カスを払います。
※家の中でやると飛び散るので注意です。
②デッキテープを貼る
台紙からデッキテープを剥がしてデッキ中央から貼ります。先端から少しずつ貼ると、かえって空気が入りやすいので、一気に貼るのがポイント。
中心からノーズ・テールへ手で叩きながら吸着させていきます。少し気泡が入っていても、後でたこ焼きピックで穴を開けるので気にしなくてOKです。
また、デッキテープ自体に微細な空気穴が施されているメーカーの場合は手で押さえれば簡単に空気が抜けます。
※空気が気になって何回も剥がしてしまうと、粘着力が落ちますので、1回で決め切るのがポイントです。
③デッキテープを縁取る
今回はスケートツールの機能である金属のプレート部分を使用して擦りますが、無ければトラックでもハサミでもたこ焼きピックでも可能です。
下記の様にデッキの縁に白い型が付けばOK。
縁取りが完了したら、側面についたデッキテープを少し浮かせます。(カットしやすくなる。)
④デッキテープを切る
ノーズ・テール両端の計4箇所にハサミで切れ込みを入れます。(湾曲部分と直線部分で分ける事でカットしやすくなる為。)
カッターナイフで手前に引いてくる様にカットします。※なるべく途中で歯を止めない様に。
直線は簡単ですが、ノーズとテール部分は湾曲していて難しいので多少のガタつきが出てしまうかと思います。はみ出たガタつきは後から補修してごまかせばOKです。
⑤仕上げ
先ほどカットして要らなくなったデッキテープの切れ端を使用して縁をやすりがけします。(この一手間でめくれにくくなる。)
空気が溜っている場合はたこ焼きピックでブスブスと刺してください。
最後に、裏からビス穴をたこ焼きピックで開ければ完成です。たこ焼きピックが無くてもビスとカッターナイフでビス穴を通す事ができますが、たこ焼きピックを使った方が早いし綺麗なのでおすすめです。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!