「bs180練習してるけど回転が足らない」、「bs180できるけど、なんかしっくりこない」こんな風に悩んでいませんか?
よく、bs180はfs180と比べて進行方向が見えづらい分、やりにくいと言われています。
しかし、実は目線を意識するだけで意外と簡単にメイクできちゃいます!
この記事では“bs180には3つの種類がある”という事と、”bs180がメイク出来ない原因と対処法”について解説しています。
また、今できるbs180のクオリティーをさらに上げるために重要なポイントもまとめています。良かったら最後までご覧ください
bs180とは?
bs180の練習を始める前に出来ておいた方が良いトリックは、オーリーのみです。
BS180には主に3つの種類があります。
しゃくるタイプのbs180
難易度・・・★☆☆
オーリーの様にあまり前足は使わず、bsポップショービットの様に、しゃくりを入れて一気に回るスタイルのbs180。
紹介する3種類のbs180の中では比較的メイクしやすい形です。
✓しゃくるbs180を習得しておくメリット
カーブトリック(BOXやレッジなどで行うトリック)のinやoutに使える
ドライブを使ったbs180
難易度・・・★★☆
ドライブとは「角度が足らない分は、地面についてから回しちゃおう」というもの。
これはズルい手法なんかじゃなく、オシャレなbs180に見せる事もできます。
bs180以外のトリック(キャバレリアル、bsフリップなど…)でも使用する事があるので、習得しておく事で、のちのち役に立ちます!
空中で回り切るbs180
難易度・・・★★★
このbs180ができると、オーリーと同じ高さを出す事ができます。
また、物超えやステア、ギャップを飛ぶ際には、この空中で回し切るbs180が出来ている事が望ましいでしょう。
ここからは以上のbs180をメイクする、完成度を高める段階でのコツを丁寧に解説していきます。
BS180をやる前にすべき練習
いきなりbs180の練習を始めちゃっても良いのですが、その前にbs180ターンの練習をする事をオススメします。
これを先に習得しておく事で、身体と板が180回り、進行方向が逆になる事への耐性が付きます。
さらに、それだけでなく、手っ取り早くメインからフェイキースタンスに変えて滑る事ができ、実用性が高いトリックとも言えます。
BSターンのコツ
- BS側に視線を送る
- 上半身を先に回す
- テール側にやや体重を乗せる
- 90°まで回す
- ノーズ側に体重を乗せる
- 残りの90°回す
イメージしやすいように細かく表しましたが、実際は、一瞬かつ一気に回ります。
BS180の練習に入る前に、ぜひ習得しておいてください。
bs180を練習する際の注意点
多くの方は、オーリーの練習を止まった状態で始めたと思いますが、bs180の場合は、少しでも良いので、進んだ状態で行ってください。
止まった状態で行うbs180は、フェイキースタンスのハーフキャブというトリックに近い感覚になります。
始めから進んで練習するのは恐怖心があると思いますが、ゆっくりでも大丈夫なので、進みながら練習する様にしてください。
bs180のスタンス
冒頭でも述べたとおり、bs180には3つの種類があります。
スタンスに関しては、どの種類のbs180でも、あまり変わりません。
✓bs180のスタンス
前足はオーリーと違い、かかとが出る様に浅く置くのがポイント。
キックフリップのスタンスに近い。
bs180ができない原因
bs180の失敗例は主に、以下の3つが考えられます。
以上の原因の対処法は「しゃくるタイプのbs180」「ドライブを使ったbs180」「空中で回転するタイプのbs180」どのタイプにも共通事項になります。
それでは、順番に解説していきます。
失敗例①180°回り切らない
回転が足らない現象は、180系のトリックを練習し始めて、まず初めに起こりうる事かと思います。
そこでbs180をちゃんと回し切るには、目線が重要になってきます。
✓bs180をする時の目線
しゃがむ段階でテール足に目線を向けておく。
目線→上半身→腰→下半身の順番に回転力が伝わり、180°回る事ができます。
もっと言えば、回転のトリガーとなる目線さえbs側に向けてしまえば、後はオーリーをするだけで回ってくれます。
回転が足らない人は目線を意識してみてください!
失敗例②デッキが横移動して乗れない
「デッキが足元に来ない」、「かかとしか乗らない」。
これは、しゃくるタイプbs180を練習している中で、よくなる現象かと思われます。
原因として、しゃがみの段階で、頭がお腹側に落ちて猫背になりすぎている事が考えられます。
この姿勢を意識したしゃがみ方をする事で、bs180をした際の横移動が少なくなります。
失敗例③まくられる
まくられる原因として、一番に考えられるのは、テール側に飛びすぎている事です。
まくられないためには、真上もしくは少しノーズ側に飛んで上げる必要があります。
(下記の画像で言うと青い丸の点)に飛んでやる意識でやってみてください。
BS180のコツ
ここからは、「とりあえずメイクしたい」という方向けのコツ、その後に「クオリティー上げたい」人に向けてコツをシェアしていきます!
とりあえずメイクするためには?
bs180の練習をしている中で、しゃくるタイプのbs180が向いているのか、もしくはドライブを使ったbs180の方が向いているのか、なんとなく分かるはずです。
とにかく”出来そうな方をやる“、それがbs180メイクへの最大の近道かと思います。
しゃくるタイプのbs180をメイクするためのコツ
そもそも”しゃくる“とは何なのか説明します。
しゃくるとは、オーリーの様にテールを真下に弾くのではなく、ポップショービットの様に横回転が加わる様に弾く事です。
なので、前足は積極的に使う必要もありません。
しゃくるタイプのbs180をメイクするには「bs180オーリーをする」という感覚を一度捨てて、しゃくるbs180=ポップショービットbsボディーバリアルというイメージを持ってやってみてください。
Qボディーバリアルとは?
スタンスをメインからスイッチに、スイッチからメインにジャンプして入れ替える事。またの名をセックスチェンジと呼ぶ。
ドライブを使ったbs180をメイクするコツ
「ドライブがしたいのにできない」、「ドライブがワンテンポ遅れてしまう」。
ドライブは、簡単そうに見えて難しい技術です…。
ドライブを入れるためにも、いくつかのコツがあります!
ドライブをする上で意識すべき事は以下の3つです。
それでは、順番に解説していきます。
1.ほぼドライブでも大丈夫
前提として、ドライブはノーズを軸に回転するため、しっかりと前足でオーリーの動作を行う必要があります。
「ノーズが上がったままのロケットオーリー」ではドライブできないので注意です!
ドライブは「90°オーリーして残り90°をドライブ」というイメージがあるかと思います。
しかし、実際は90°もオーリーする必要はありません。
10°、20°の少ない角度でも、前足を軸に、後ろ足を使う事でドライブし、回り切る事ができます。
つまり”ほぼドライブでも大丈夫“という事です!
2.着地してからでは遅い
ドライブは地面についてから、足りない回転分を回し切るというもの。
しかし、実際は地面についてから回そうという意識では遅すぎます。
なので、着地する前からドライブで回す意識を持ってやる必要があります。
そうすれば、ワンテンポ遅れる現象が改善されるかと思います!
3.テール側に飛ぶ
ドライブを入れるためには、回転軸をノーズ側に持って行く必要があります。
「ノーズ軸だから、ノーズ側に飛ぼう」←これではドライブは入りづらいです。
ドライブをかけやすくするには、テール側(上記の画像で言うと黄色の点)に飛んで上げる必要があります。
※やりすぎると、まくられるので注意。
クオリティーを上げるには?
クオリティーを上げるという言葉を他に変換すると、
- 高さが上がる
- キレが出る
- 真下で回転できる
といった感じかと思います。
高さとキレを出すには?
bs180の正式名称は、bs180オーリーなので、あくまでもbs180は、オーリーの延長線上のトリックです。
なので、高さの上げ方はオーリーと一緒になります。(しっかり弾くなど…。)
真下で180°回るには?
bs180の着地時の横移動を少なくするためには、弾きの際にノーズが傾いていない事がマストです。
そのためには、下半身を上半身のひねりに、釣られないように残す必要があります。
上半身と下半身が同じタイミングで回ってしまうとコンパクトに回れません。
上半身はひねるけど下半身は我慢するイメージでやってみてください!きっと良くなります!!
この記事の要点まとめ
- bs180とは?
「しゃくるタイプ」「ドライブタイプ」「しっかりタイプ」の3種類がある。 - bs180をする前にすべき練習
bsターンを習得しておくと役立つ。 - bs180のスタンス
前足はかかとが出る様に浅く - bs180ができない原因
「180°回り切らない」「デッキが横移動して乗れない」「まくられる」 - bs180のコツ
しゃくりはポップショービットのように。
ドライブは空中で回す意識。
真下で回るためには、上半身と下半身のひねりのタイミングをずらす。
練習してもできない!
「練習しているけど全然できる気がしない…」「一人で滑ってて教えてくれる人がいない…」
初心者の方向けですが、私のTwitterのDMに動画を送ってください!
メイクできない原因を一緒に考え、私の出来る範囲でアドバイスします。
以上でBS180の記事を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!